選ばれる理由
株式会社アカデメイアは1981年に一級建築士事務所として創業、日本の風土に合った建物の設計及び施工の監理監修を主に行ってきました。
その経験から得た知識と知恵を活用することで、2000年以降は建物の維持管理を目的としたリフォーム事業に参入し、今日に至っています。
地域のみなさまに選んでいただいたおかげで、屋根・外壁塗装の施工だけでも年間約180棟、これまでの実績は1,400棟を超えました。
実は、リフォーム工事の中でもとくに屋根・外壁の塗装工事というのは、施工した直後から不具合が見つかることはめったにありません。
ほとんどの場合、工事が終わったばかりのときは見た目も美しくピカピカで、お客様は「良い工事ができた」と思います。
しかし、適切な工事が行われていなかった場合は、数年後に
- 10年持つと聞いていたのに、もう塗面から粉が出てくる・・・
- 別の塗装業者から早く屋根の塗装をしたほうがいいと勧められた・・・
など、思わぬ形で発覚するのです。
そこで、当時施工してくれた業者になんとかしてもらおうと連絡をしても、残念ながらその会社が存続しているとは限りません。
塗装工事の会社はたくさんあるので、いい加減な工事をしていたり、あまり腕の良くない業者は容赦なく淘汰されていくからです。
そういう意味でも、私たちがこうして長きにわたり地域密着でお仕事をいただけていることは、良い仕事を提供し続けている証と言えるのではないかと考えます。
初めてお付き合いいただくお客様にも、自信を持って「私たちが末永くお住まいをお守りします」とお約束できることが私たちの強みであり、選ばれる理由の一つとなっています。
弊社は消費者向けの講座やセミナーなどを通じて、リフォームや屋根・外壁塗装工事などについて広く学んでいただける場を積極的にご提供しています。
もちろん、これらの講座やセミナーに参加したからといって、必ずしも弊社に工事を申し込んでほしいということではありません。
私たちはただ、専門知識を持たない消費者の方が「よくわからない」という理由から悪意のある業者に依頼してしまったり、不当な内容で高額なリフォーム工事契約をしてしまうという被害を未然に防ぎたいのです。
屋根・外壁をはじめとするリフォーム業界のサービスは、ずっと以前から消費者トラブルが多いことがよく知られています。
当然、悪いことを考える業者が一番の元凶。しかし、これまで消費者の方がリフォームに関する正しい情報や知識を得る機会が少なかったこともトラブルの一因になっていたように思うのです。
そこで、必要な情報や知識を身に着けていただき、消費者の方々がご自身をきちんと守っていただけるように、私たちはこうした活動を行っています。
お客様が専門知識を持つことは、工事を提供する側の業者にとっては決して手放しで賛成できることではありません。
なぜなら、これまで曖昧にしてきたようなことも、ごまかせなくなるからです。
しかし、弊社も含め、真摯に仕事に取り組んでいる会社であれば、お客様が業者を見極める目を持っていただくほうが今までよりも選んでいただけるチャンスが増えると言えるでしょう。
実際に弊社でも、お客様の役に立つ情報を包み隠さず発信することで信頼してもらい、適切な対応ができる業者とご判断のうえで工事をおまかせいただくケースが多いのです。
お客様に安心・安全な工事をお届けするために、弊社ではすべてのスタッフが自分の業務における“一流”をめざしています。
その過程にあるのが、「外装劣化診断士」や「一級塗装技能士」などの資格です。
ときどき「資格があるからと言って必ずしも腕が良いとは言えない」という方がいらっしゃいますが、確かにその通り。
私たちも、これらの資格を単純に技術のレベルを測るものとは考えておりません。
どちらかと言えば、資格取得はスタッフの仕事への姿勢と努力、プロ意識の現れであり、同時にお客様に安心感を届けるものと考えております。
たとえば、 一級塗装技能士の資格を取るためには7年の実務に加え、学科、実技が必要です。
合格率は50〜60%と決して簡単ではなく、どんなに腕のよい職人さんでもきちんと勉強や練習などの対策をして臨まなければ受かりません。
ですから、仕事をしながらこの資格にチャレンジしようと思うだけでも、他の職人さんよりも向上心があって仕事に対して真摯に向き合う人間だとわかります。
そう考えると、無資格の職人さんの中には腕の良し悪しも人間性も幅広く様々な人がいて、事前にどんな人か判断するのはとても難しいですが、有資格者であれば少なくとも全員が合格基準以上の技術・知識・情熱を持っているとは言えるはずです。
弊社では、外装劣化診断はすべて資格を持った「外装劣化診断士」が行い、施工担当者には塗装技能士の資格取得を推奨しています。
技能士の資格については、業務の都合上まだすべての職人が取得できているわけではありませんが、みんなに共通しているのは“一流の技術者”を目標としていることです。
このこだわりによりお客様には余計な心配をかけることなく、責任を持って安全に工事を完了させることができているのです。
私たちは塗料メーカーが指定する用量・用法を忠実に守って施工しています。
こんな当たり前のことが“選ばれる理由”になるのは、実は、指定された方法で施工しない塗装業者がとても多いからです。
塗料というのは、様々な成分が混じっている化学製品。
メーカーは日々研究を重ね、どのようにすれば塗面の素材や下塗り材としっかり密着し、期待する性能を最大限に発揮できるか、何度も実験を繰り替えしています。
その結果として、適正な使用量と適切な施工方法といった仕様が定められています。
つまり、この仕様を守らなければ、メーカー側がうたっている機能や耐久性は発揮されない、ということなのです。
一昔前、住宅塗装の塗料の種類がこれほど多くなかった時代には、塗装工事の良し悪しは職人さんの腕次第でした。
ざっくりした計算で塗料を用意し、塗るのが上手い人は無駄使いをせずに塗料を余らせるくらいで、建物の外観をきちんと美しく仕上げる・・・これが技術を判断する基準となっていました。
しかし、時代は変わりました。
新しく高機能な商品が次々と発売され、塗料ごとに適切な施工方法が異なるため、これらをきちんと把握して丁寧に施工できる人こそが現代における腕の良い職人さんと言えるようになったのです。
弊社では会社としてはもちろん、施工担当の職人にも技術に対する価値観をしっかりアップデートしてもらい、時代に合った塗装工事をご提供しております。
弊社は品質管理において、可能な限り施工過程を「見える化」するよう努めております。
これにより、現場管理の効率・精度が上がることで高い工事品質を実現し、お客様に大きな安心感をお届けできていると自負しています。
一般的な塗装工事における現場管理は、すべて職人に任されていたり、現場担当者が工事期間中に2,3回現場を訪れるだけということが多いです。最近は工事中の様子を写真に残す会社も増えてきましたが、その写真は工事がすべて終了した後に確認されるケースがほとんどです。
これでは、工事途中の誤りにすぐに気付いて修正することができませんし、その写真がいつ撮られたものなのかをお客様は検証することができません。
そのため、弊社では工程ごとの写真をリアルタイムで管理しています。
この独自システムを構築することで、監督による現場での検査だけでなく
- 今、どこまで進んでいるのか
- 補修など、指示した内容に対応できているか
- 工程表通りに作業できているか、乾燥時間を確保しているか
- 塗料は正しい缶数が現場に届いて、すべて使い切っているか
などを、証拠として残しながらリアルタイムに確認・指示・修正ができるようになりました。
常に目の前の作業に集中している職人だけでは、どうしても見落としが起きる可能性があります。
また、通常3回塗り重ねる塗装工事では、すべて塗り終わった後に検査をしても工事途中の誤りに気付くことはできません。
それらを防ぐために専門の監督が現地での検査に加えて、リアルタイムにアップロードされる写真を確認することで高い施工品質を維持しているのです。
そしてこれらの工程ごとの写真は、完工後に保証書を加えて一つのアルバムとしてまとめてお客様にお渡ししています。
こうしてすべての過程を「見える化」することで「これだけやってくれたら大丈夫」という安心感へとつながっています。