【塗装の見積書】価格相場を知らない人が9割!比較するポイントは?
塗装工事をする前に避けては通れないのが「見積書」
あなたは、この見積書の比べ方を知っていますか?
たとえば、3社相見積もりをとったとします。
その後あなたは、それぞれから出た3つの見積書を並べて、
「どれが一番いいんだろう?」
と比べていきます。
そのとき、あなたは何を基準に選びますか?
まずは「価格」。その次は?
・・・。
この答えが分からないとしたらかなり危険です。
なぜなら、見積書が塗装の品質を左右する「設計書」だからです。
この記事では、見積書で絶対に見落としてはいけないポイントを伝えていきます!
Contents
最も大切なのは「〇〇」を設計しているか
見積書において、最も大切なことは何でしょうか?
見積書とは、金額以外に何を「設計」するのでしょうか?
答えは、「塗料の厚み」です。
塗料の厚みを設計するのが見積書の最も重要な役割です。
なぜなら、塗料は「正しい厚み」がつかなければまったく性能が発揮されないためです。
つまり、あなたが見積書を見るときには
「正しく塗料の厚みが設計されているか」
をはじめに見ていく必要があるのです。
見積書が原因で起こる不良施工
じつは、見積書の段階ですでに不良施工が決まってしまっていることが少なくありません。
この章では、どんな見積もりが不良施工につながるのかをお話しします。
塗料選びを間違えている
一つ目は、塗料選びを間違えているケースです。
大きく分けると、塗装は屋根も外壁も
②建物を守る・・・「上塗り材」
の2種類で構成されます。
例えば、木工用ボンドで割れた陶器をくっつけたらどうでしょうか?
うまくくっつきませんよね?
それと同じで、素材に適した下塗り材を選ばなければなりません。
また、上塗り材も
- 汚れへの強さ
- ひび割れへの強さ(伸び)
- 遮熱性能の有無
- 耐久性
- 透湿性
など、施主様の希望やお家に応じてカスタマイズしていく必要があります。
耐久性のいいものを選べばいいというわけはでないんです。
塗料選定を間違えれば、その時点で不良施工が確定します。
それどころかそもそも、「高級シリコン塗料」など、
具体的な商品名すら書かれていないような残念なケースもありますので注意しましょう!
「耐久性」の解釈を間違えている
意外に多いのは、塗料の耐久性の解釈を間違えているケース。
「20年持つ塗料です!」
と言われて契約したのに、全然長持ちしなかった。
その原因は、そもそも耐久性が10年の塗料だった。
というパターンです。
担当者に「20年持つ」と言い切られたら、知識がなければ信じるしかありません。
それを正しく判断する知識をつけていくことが大切です。
これについては、また別の記事で詳しく解説していきますね!
塗料の量が設計されていない
最後は、1番大切な「塗料の量」がまったく計算されていないケースです。
塗料にはさまざま色がついているので、薄く塗っても見た目ではまったくわかりません。
そのため、仕上がってしまったら正しい厚みがついているのか、
まったく足りていないのか確かめることは誰にもできません。
これは、塗装をしている職人さんでもわかりません。
せっかく職人さんが一生懸命、丁寧に仕上げてくれても
見積書の設計を間違え、塗料が足りていなければ
塗料の性能はまったく発揮されません。
使う塗料を減らせば価格競争では勝ちますが、品質は犠牲になります。
見積書から工事は始まっています。
だからこそ、まずあなたが確かめるべきことは
正しく設計された見積書なのかどうか。
それを見極めることが大切です。
塗料の厚みを決める2つの要素
では、最後に何が塗料の厚みを決めているのかということについてお話します。
塗料の厚みを決める要素は2つあります。
もう1つは、準備する塗料の量。
そのため見積書では、
②何kgの塗料を塗るのか
をしっかりと設計しなければなりません。
これが正しく設計されているかどうかが塗装の品質を決めています。
まとめ
ほとんどの人は、見積書は「価格」しか比べる術を知りません。
それなのに価格の相場は知りません。
そして、価格は業者によって様々です。
大前提として、「価格」はとても大切な要素です。
ですが、一般消費者は価格「しか」比べる術がないため
価格が安く、信用できそうな業者が契約にたどり着きます。
最も大切な「設計されているか」という観点が抜け落ちます。
だから、相見積もりするほど不良施工につながってしまうのです。
塗装は大きなお金を払い、あなたの大切なお家を守る工事です。
しっかりとした品質でやってもらうために
まずは「正しい設計」がされている見積書なのかを見極めるようにしましょう!
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