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【サイディング外壁のひび割れ】放置は危険!原因と補修方法

 
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  • 気が付いたらサイディングボードが割れていた!
  • このまま放置していて大丈夫?なんだか心配…ということはありませんか?

いざ急に、そんなひび割れに気づいてもどう対処すればいいのかなかなかわからないですよね。

雨水は、たった0.3mm隙間があれば簡単に内部へ流れ込むため、「大丈夫だろう」とひび割れを安易に放置するのは非常に危険です。

 

本記事では、ひび割れを見つけて心配なあなたのために、ひび割れが起きる原因から放置するリスク、さらに補修方法まで詳しく解説しています。記事の後半では、DIYで直す方法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

サイディングがひび割れを起こす原因

それでは、どうしてサイディングボードが割れてしまうのでしょうか?「地震で割れた」と思っている方が多いものですが、実はひび割れのほとんどが自然に発生します。

それでは、ひび割れの原因を詳しく説明していきましょう!

原因① 最も多いのは「防水切れ」

サイディングボードがひび割れを起こす一番の原因は防水切れです。じつは、とても水に弱い建材なんです。

第1段階:紫外線で塗料が劣化する

サイディングボードの表面は、水から守るために塗装によって保護されています。その塗装は、紫外線で徐々に壊れていくため、次第に劣化して防水機能を失っていきます。

②雨水の影響を受ける

表面に施してある塗料が劣化し、防水性能がなくなるとスポンジのようにサイディングボード内に雨水が染み込んでいきます。

外壁内部に染み込んだ水は、冬になると凍結することで膨張するため、サイディングボードのひび割れを引き起こします。また、水を吸収し、日に照らされて乾くということを繰り返していくとサイディングボード自体が徐々に変形していくため、負荷に耐え切れず割れてしまいます。

こうして、防水性能を失ったサイディングボードは、どんどんと自然に割れていきます。

 

原因② 窓の開け閉めによる振動

・窓やサッシの重み

お家にたくさんある窓やサッシの重さの影響でも、サイディングは割れます。特に、窓やサッシの下の部分のサイディングは、常に荷重が外壁にかかっているため、非常にひび割れが起こりやすい場所でもあります。

・窓の開閉

窓の開閉時でも、サイディングのひび割れが発生します。毎日毎日、窓の開け閉めを何年間も繰り返すと、その振動の繰り返しによってサイディングにダメージを与えてしまいます。サッシの四隅周辺は、とくにひび割れが入りやすいので注意が必要です。

原因③ 地震などによる振動

・地震の影響

サイディングは「地震に強い外壁材」といわれていますが、まれに揺れやゆがみに耐え切れず、ひび割れが発生する場合もあります。本来、ボードのつなぎ目に詰められている「シーリング」と呼ばれる柔らかいゴムのような部材がクッション材のように衝撃を吸収してくれるため、地震が起こっても簡単に割れたりはしません。ところが、シーリングは劣化するとカチカチに硬くなり、徐々にクッション材としての機能がなくなってくるため、年々地震による割れが発生しやすくなっていきます。

・車などによる揺れ

幹線道路の周辺に建っているお家はトラックやバスなどの、車から発生する揺れの影響でひび割れが入ることもあります。

日中、多くの車が走っていることを考えると、そのような揺れの影響を何年も受けていることでひび割れにつながります。

 

放置するリスク

・凍害

ひび割れから入った雨水が、外壁内部で凍って、膨らみ、その膨らんだ氷に内側から圧迫されて外壁を次々に割ってしまう症状です。
あまりにもひどく被害が進行すると、塗り替えによるメンテナンスは困難になります。

そうならないためにも、定期的な経過観察やメンテナンスは欠かせません。

・シロアリ被害

ひび割れから入る雨水が、長年蓄積されると建物内部の構造躯体にまで雨水が侵入し、木材が湿ってしまいます。湿った木が大好物のシロアリが寄ってきてしまい、木材や重要な柱までも食べてボロボロにするため、地震時に倒壊してしまう原因となります。

補修方法

DIYで直せるかんたん補修方法

自分でできるサイディングのひび割れ補修は、

コーキングをひび割れ部分に充填(じゅうてん)することで可能です。

・準備物

ホームセンター等で以下のものを準備してください。

  1. プライマー
  2. マスキングテープ
  3. シーリングまたはボンドコーク
  4. シーリング用のへら

【重要】必ずシーリングは変性シリコン系・ポリウレタン系・ノンブリードの記載があるものを選んでください!

・手順
ひび割れ部分を掃除
まずはカッターなどでV字に削り、溝をつくります。そのあと、ひび割れ部分を刷毛などでキレイに掃除をし、汚れやゴミなどの不純物を除去します。

プライマーを塗布する
掃除が完了したら、次にプライマーを塗布します。プライマーはシーリングと下地との接着力を高める役割を持っています。

※シーリングがついてほしくない部位がある場合は、マスキングテープで保護するようにしてください。

シーリングを充填する
シーリングを充填し、ひび割れをしっかり埋めたら、ヘラなどで平らに成形します。

※ひび割れがしっかり埋まっていないと繰り返しひび割れが起きるので、注意が必要です。

【プロのひと手間!】 モルタルで表面を埋めて塗装
①~③で基本的には完成です。ただし、時間が経つごとにシーリングは必ず瘦せていきます。そのため、こだわる場合はシーリングの上からモルタルを塗り、表面を埋めて平らに戻したら、最後に塗料を塗って保護します。

 

しかし、

  • 材料の準備や費用がかかるし、あまる
  • どの何の商品が良いのかわからない
  • そんな商品どこで売っているの?

など、いろいろとハードルが高いという方もいるかもしれませんね。

また、

  • 養生がうまくできず、仕上がりが汚くなった
  • ひび割れ部分にうまく充填できず、すぐにひび割れが出てしてしまった
  • 間違ったシーリングを使ってしまい、施工時に余計な費用が出てしまった
  • 2階は届かない

など、リスクや限界もあるかと思います。そのため、自分でやる自信がない方や、届かない場所にもひび割れが出ている場合などは、DIYではなく、プロの業者に頼むのをおススメします。

 

まとめ

 

以上が、サイディングのひび割れの原因から補修方法までお分かりいただけたでしょうか?

家は、構造躯体(骨組み)が傷んでしまっても表面上は気付くことができません!一方で、構造躯体が傷むのは、小さく見えるひび割れから水が入ることで引き起こされます

ひび割れは非常に危険な劣化症状です。

手遅れにならないように、建物が健全であるうちに今すぐ専門の診断士にきちんと診てもらいましょう!

この記事の執筆者:田中

外装劣化診断士、耐震技術認定者の資格を持つ建物診断のプロです。年間約300棟の建物調査を担当。ドローンによる屋根診断、外壁の劣化診断だけでなく、全棟屋根裏まで入って調査。

 

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